ここでは、アルカリイオン整水器に関する代表的なご質問について、Q&Aにまとめました。このページも、適時、追加修正を行って更新致します。
なお、その他のご質問については、こちらからお問い合わせください。
アルカリイオン整水器(家庭用電解水生成器/医療用物質生成器)から得られる、pHが9~10の水です。
アルカリイオン水は水道水に比べて、水酸化物イオン(OH⁻)の割合が増え、カルシウムやマグネシウムなどの陽イオンが多くなります。
また、生成時には水素ガス(H₂)も発生します。
アルカリイオン水について詳しくはこちら
製品本体やカタログに「医療機器認証番号(または承認番号)」が明記されている機種であれば、家庭用医療機器(JIS T2004)として認証(承認)されたものであり、生成されるアルカリイオン水の効果は全て同じです。
コップをしばらく静置して、白い濁りが消えるようであれば、それは電気分解のときに発生した水素ガス、または本体内の空気が混ざったもので、問題ありません。
しばらく置いても消えないようであれば、本体の洗浄などが必要な場合もございますので、各社のご相談窓口などにご相談頂くことをお勧めします。
アルカリ性や酸性の度合いを示す指標です。
pHは水の中の水素イオン(H⁺)の濃度を次の計算式で、0~14の値で表します。
pH=-log[H⁺]
値が14に近いほどアルカリ性が強いことを示します。
また、0に近いほど酸性が強いことを示します。
先ずご家庭の水道水が酸性の傾向であることが考えられます。また、水道水に炭酸成分が多く含まれていますと、機器による電気分解が行われていてもこの炭酸の影響でアルカリ性を示しにくくなります。
電気分解能力の調整は個々の機器の取扱説明書に従うか、個々のメーカーにお問い合わせください。
酸化還元電位(ORP)は、溶液の酸化性、あるいは還元性を示す尺度の一つです。
単位は、mV或いはVで表されます。
水酸化イオンは加熱により変化しないため、pHは変わりません。
加熱状態では、pH試薬は正しく反応しなくなりますので、35℃以下に冷ましてから確認してください。
水素(ガス)は揮発しやすいため出来るだけ出来立ての水をそのまま飲まれることをお勧めします。
アルカリイオン水は飲用することにより、胃腸症状の改善(慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・胃腸内異常醗酵、便秘)に有効であることが認められています。
アルカリイオン水の飲用方法についてはこちら
アルカリイオン水の効果についてはこちら
飲用だけでなく、炊飯や煮物などの料理にも活用できます。
詳しくは、活用例のページをご覧ください。
アルカリイオン水の活用についてはこちら
口内環境への影響について研究されている佐藤先生へのインタビューはこちら
アルカリイオン水の効果は、できたての水に対して認められたものなので、できるだけできたての水をそのまま飲用されることをおすすめします。
なお、多くの機種では浄水器カートリッジにより水道水中の塩素が除去されますので、保存期間は、常温で1日以内、冷蔵庫で保管する場合でも2日以内を目安にして下さい。
アルカリ性pHにより、米の澱粉を部分分解して還元糖を生成、または澱粉の糊化を促進(立体構造を分解し、水素結合を弱める)などの影響で、おいしくなる傾向が出ると考えられ、様々な研究も行われています。
炊飯への効果の研究についてはこちら
お米に含まれる成分であるフラボノイド(ポリフェノールの一種)という植物色素が、まれにアルカリイオン水と反応して黄色くなる場合があり、無害です。
気になる様でしたら、アルカリ度を弱めるか、浄水でご飯を炊いて下さい。
煮物などの料理に使用した場合、pHは中性に戻る傾向があります。
これは重曹などを用いた場合と同じであり、問題ありません。
アルカリイオン水が薬機法で認められている使用目的は、胃腸症状の改善です(慢性下痢・胃酸過多・制酸・消化不良・胃腸内異常醗酵・便秘)。
アルカリイオン水を糖尿病やアトピー性皮膚炎の効果を研究されている事例もあるようですが、その効果は今のところ認められておりません。
第三者委員会(アルカリイオン整水器検討委員会)による物性試験・動物安全性試験・臨床試験による安全性検証を行っています。詳しくはこちら
コップをしばらく静置して、白い濁りが消えるようであれば、それは電気分解のときに発生した水素ガス、または本体内の空気が混ざったもので、問題ありません。しばらく置いても消えないようであれば、本体の洗浄などが必要な場合もございますので、各社のご相談窓口などにご相談頂くことをお勧めします。
高齢者の方は、胃酸の分泌が少なくなる傾向がありますので、pHを低めに設定して飲用下さい。
今まで飲用されていて特に問題なければ、ご心配されることはないと考えますが、気になるような症状が出ているようでしたら、かかりつけの医師へご相談されることをお勧めします。
なお、医師へご相談される際には、アルカリイオン水について次の3点をお伝え願います。
① 飲用して胃腸症状(慢性下痢・消化不良・胃腸内異常醗酵・制酸・胃酸過多)の改善効果が認められていること。
② 電気分解により得られる、弱アルカリ性の水であること。
③ カルシウム、マグネシウム等のミネラルが水道水よりも増加していること。
乳児の粉ミルクには、浄水をお使いください。
乳児の胃腸は、大人に比べて未成熟なためです。離乳食開始後、体調をみながら少しずつpHをあげていくようにしてください。
これまで健康な方が飲用されて問題が生じた事例は報告されていません。
薬の効果に影響を与える可能性も考えられるので、薬を服用されるときには、浄水でお飲みください。
1日に0.5L~1L飲むことで、効果が認められています。それ以上飲む場合は、体調にあわせて調整してください。
初めはアルカリイオン整水器のpHを低めに設定して頂き(pH8~8.5程度)、コップ1杯から少しずつ慣れてください。
2週間ほど飲みなれた後、体質や体調に合わせて少しずつpH値を高くしたり飲む量を増やしてください。
次の3点にご注意頂きますよう、お願い致します。
① 医薬品と一緒に飲用しないでください。
② 飲用して身体に異常を感じたとき、または飲用し続けても症状に改善が見られないときは、医師に相談してください。
③ 医師の治療を受けている人、特に腎臓に障害がある人、及び身体に異常を感じている人は飲用前に医師に相談してください。また、腎不全、カリウム排泄障害などの腎疾患の人は飲用しないでください。
医師へご相談される際には、アルカリイオン水について次の3点をお伝え願います。
① 飲用して胃腸症状(慢性下痢・消化不良・胃腸内異常醗酵・制酸・胃酸過多)の改善効果が認められていること。
② 電気分解により得られる、弱アルカリ性の水であること。
③ カルシウム、マグネシウム等のミネラルが水道水よりも増加していること。
なお、その他については各社のカタログや取扱説明書をお読みのうえ、正しくお使いください
カルシウム剤は、必ず入れて頂く必要はありません。
各地の水道水の水質にはバラツキがありますので、アルカリイオン水のpHが規定の値(pH9.5)に達しない場合に、メーカー指定のカルシウム剤を入れて頂くことになっています。
カルシウム剤は、電気分解の促進剤として用います(カルシウム剤を入れることで、より水に電気が流れやすくなります)。
なお、カルシウム剤はカルシウムの摂取を目的としたものではありません。
カルシウム剤(乳酸カルシウム、グリセロリン酸カルシウム等)は、食品添加物として認められております。
パンや小麦粉、麺類や医薬品などにも使われており、その安全性は極めて高いものです。
飲用に適した井戸水や地下水のみご使用いただけます。
洗顔や洗浄に用いることができます。
次の2点にご注意頂きますよう、お願い致します。
① 肌の弱い方やアレルギー体質の方は、酸性イオン水を使用する前に医師に相談してください。
② 酸性イオン水を使用して肌に異常を感じたときは、速やかに使用を中止して医師に相談してください。
殺菌消毒に用いられる酸性電解水は、アルカリイオン整水器とは異なる装置でつくられ、水道水に食塩(NaCl)などを添加して電気分解することによって得られるpH2.2~6.5の電解水です。
殺菌活性が強い次亜塩素酸(HOCl)が生成されるので次亜塩素酸水とも呼ばれ、手洗いや器具の洗浄消毒などの衛生管理に使われています。また、安全性が高いことから食品添加物(殺菌料)として認可されており、食材の洗浄殺菌にも使われています。
一方、アルカリイオン整水器で生成される酸性イオン水は、水道水に食塩添加をしておらず、電気分解することによって得られるpH4~6程度の電解水であり、次亜塩素酸成分が少なく弱い殺菌活性しか示しません。
注)アルカリイオン整水器の機種によっては、付帯機能として、食塩などを添加して、殺菌力のある次亜塩素酸水を生成できるものもあります。
水道水を浄水したあと電気分解をして、陰極側に生成されるのがアルカリイオン水、陽極側に生成されるのが酸性イオン水です。
アルカリイオン整水器について詳しくはこちら
製品本体やカタログに「医療機器認証番号(承認番号)」が明記されている機種であれば、家庭用医療機器(JIS T2004)として認証(承認)されたものであり、生成されるアルカリイオン水の効果は全て同じです。
家庭用の医療機器は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下、薬機法)」に基づく認証を得る必要があります。
その審査は安全性・有効性および品質の確保といった観点で実施され、認証を得たものには認証(承認)番号が与えられます。製造・販売する製品には、この認証番号を必ず明記しなければなりません。
整水器を損傷する可能性がありますのでメーカーにご確認ください。
各社の愛称・呼称により様々な呼び方がありますが、「医療機器認証番号(または承認番号)」が明記されている機種であれば、家庭用医療機器として認証(承認)されたもので、生成される水の効果は同一です。
現在のところ、飲用を目的とする機能水の生成装置で、家庭用医療用具として薬機法の認可を受けているものは「アルカリイオン整水器(家庭用電解水生成器)」のみです。
水の生成方法が異なりますので、効果も異なります。
ペットボトルで、類似の名称で販売されているものもありますが、医療効果の認められるアルカリイオン水とは、認証(承認)を得た家庭用医療機器(アルカリイオン整水器)から生成された水のみです。
アルミニウム製品には通常アルマイト加工(耐腐食処理)が施されています。何らかの原因でこのアルマイト加工が摩耗した場合、アルミの素地が露出し、変色の原因となります。
アルミ素地が露出した製品でアルカリイオン水を使用すると、白い水酸化アルミの析出が起こります(ポツポツとした形状になる場合もあります)。
この水酸化アルミに熱を加えることで、アルミの酸化皮膜が生じて黒っぽくなります(これらの現象は水道水でも起こりますが、アルカリ性で進行が早まる傾向があります)。
黒っぽい部分はアルミの酸化皮膜ですのでそのまま使用されても無害ですが、アルミ素地によっては穴が開くこともあります。
水道水由来のもので、そのほとんどがカルシウム成分です。アルカリイオン水は水道水に比べカルシウム等ミネラル分が多くなるため、ポットの中の析出も多くなります。
家庭用アルカリイオン整水器の場合、医療機器として申請を行うことで、安全性・有効性が審査され、適合した製品に医療機器としての認証(承認)が与えられ、効果を標榜することが許されます。
ただし、レストランなどの厨房などで使われる業務用機器は医療機器の対象外です。
装置の性能やアフターサービスなどに関しては、各社のご相談窓口などにお問い合わせ下さい。
アルカリイオン整水器から作られるアルカリイオン水とはpHなどの性質が異なり、pH10以上のアルカリイオン水は飲用できません。
ここでは、アルカリイオン整水器に関する代表的なご質問について、Q&Aにまとめました。
このページも、適時、追加修正を行って更新致します。
なお、その他のご質問については、こちらからお問合せ下さい。
© 2016 アルカリイオン整水器協議会.