一般的に電解槽は右図の通り、隔膜により2つに隔てられており、各々に陽極及び陰極となる電極が設けられています(隔膜は水中のイオン種を通過させ、水そのものの自由な通過を阻害します)。
なお、連続式電解水生成装置では、電解槽に水の流入口と流出口が設けられており、水が両極間を通過することにより、連続的にアルカリイオン水と酸性イオン水を生成することができます。
アルカリイオン整水器は、このような電解技術に加え、様々な付帯機能によって構成されています。以下に、付帯機能の分類と概要を示します。
浄水機能 | 活性炭などのろ材を用いて、水道水中の臭いや濁りなどを除去する機能 |
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表示機能 | 生成した電解水の水質などの情報を表示する機能 |
報知機能 | 機器が正常に作動していることなどを報知する機能 |
給排水制御機能 | 機器への給水及び排水などを制御する機能 |
洗浄機能 | 電解槽内の電極やろ材、水路などを洗浄する機能 |
アルカリイオン整水器は、その構造によって下記の2種類に分類されます。
いずれの場合も電解槽の基本的な構造、及び電気分解の基本原理は同じであり、薬機法に基づく医療用具認証(承認)番号が明記されている機種(家庭用医療機器として認証(承認)されたもの)については、生成されるアルカリイオン水の効果は全て同一です。
貯槽式電解水生成器の例
陽極室と陰極室の各々に原水を入れて、陽極室にカルシウム化合物を加え、一定時間電解することにより、アルカリイオン水を生成するタイプで、昭和50年代前半までは主流でした。
アルカリイオン水のpH調整は、電解時間やカルシウム化合物の添加量などで調整します。
水道蛇口などに接続し、電解することにより連続的にアルカリイオン水を生成するタイプで、現在では主流となっております。
アルカリイオン水のpH調整は、カルシウム化合物の添加量や電解電圧を変えること、水量を調整することなどで調整します。
連続式電解水生成器の例
なお、上記A、Bの分類に加え取り付け方法などから更に次のようなタイプに分けられます。
台所のキッチンなどに据え置くタイプや、壁掛けタイプがこれに含まれます。
キッチンの下に浄水器を取り付けるものがこれに含まれます(専門の工事が必要となります)。
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